
背景と沿革(詳細)
1990年に10年計画の国家プロジェクトとして始められ通称「CO2固定化プロジェクト」は、その直前に開発され、卓越した性能を持つ「STI光合成装置」の応用開発を中核とするものであった。
それらは太陽光の高効率利用に基づく種々の有用物質の生産への応用であり、後に、当協会が「光合成産業」と定義する広範の産業分野を構築する端緒を開き得るものであった。
1992年6月に、当協会の現理事長大山は「STI光合成装置」の開発者として、ロシア科学アカデミー傘下で宇宙開発に於ける生命維持システムの開発に於いて世界の第一人者である「生物物理学研究所、IBP」に招待される。
ここで大山は光合成装置についての講演と共に、現文明を自立繁栄し続ける文明へ転換する構想を提案する。 IBP全研究員の賛同を得、急遽、仮称「文明転換協会」を設立する。 翌年この名称を「バイオスフィリック文明協会」とする。
自立繁栄し続ける「バイオスフィリック文明」は、
1.再生可能エネルギーを柱とするエネルギー使用、
2.生命圏の均衡を崩さない生産方式、
3.製品寿命重視の経済機構、
4.地域単位の自立(自給自足性)
の四つの実施に基づく文明とされる。
当協会が定義する光合成産業の十分な普及は、その特質より上記1及び2を満たすものとなり、4を満たすことはその普及の仕方に係っている。
1997年5月より2001年8月に亘り、上記IBP、日本植物工場学会、バイオスフィリック文明協会、カリフォルニア大学デイビス校のダン・ダーザン教授等は「国際光バイオテクノロジー・システム委員会」を設立、運営する。
同委員会は4度のワークショップの開催の他、2000年6月のカリフォルニア大学デイビス校にて同校、米国エネルギー省、バイオスフィリック文明協会の共催によるシンポジウムへ参加し、STI光合成装置の利用による新たな産業の構築について講演する。
2013年8月16日 「光合成産業推進協議会」発足ワークショップを開催する。
会場:旭グリーンテック株式会社(現、AGCグリーンテック株式会社)会議室
2013年9月20日 第2回「光合成産業推進協議会」ワークショップを開催。
会場:旭グリーンテック(株)会議室
2013年11月26日 第3回「光合成産業推進協議会」ワークショップを開催
会場:中央大学駿河台記念館
2015年1月5日 名称を「光合成産業協議会」に変更し、
その英語名を「Conference of Photo-bioindustries」とする。
2018年1月8日 ロシア科学アカデミー・シベリア支部・生物物理学研究所(IBP)
と当協会との連合体「PBIアライアンス」を設立。
*PBIアライアンスの目的:クリック